地主から更新拒否されたらどうする?拒否の正当事由とは | 【ワケウリ】共有持分・底地や借地権など訳アリ物件の不動産売却

0120-978-907

電話受付平日9:00~19:00

24時間365日受付中!お問合せはこちら
LINEで相談する
TOP
不動産売却コラム一覧
地主から更新拒否されたらどうする?拒否の正当事由とは
地主から更新拒否されたらどうする?拒否の正当事由とは

借地契約の更新を目前にして、地主から「更新はしない」と言われたら、多くの借地権者は戸惑いを覚えるでしょう。しかし、借地契約の更新拒否には法律上の要件があり、地主が一方的に契約を終了させることはできません。本記事では、「更新拒否」の法的位置づけと、借地権者としての適切な対応策についてわかりやすく解説します。

更新拒否とは?その法的な位置づけ

正当事由の要件とは?

借地借家法では、借地契約の期間満了時に、地主が契約の更新を拒否するには「正当事由」が必要とされています。正当事由とは、単なる地主の都合や意思だけでは認められず、法律上の具体的な条件が求められます。

具体的には、地代滞納や無断転貸・用途違反といった借地人側の契約違反の有無、土地の利用目的変更の必要性、地主・借地人双方の事情や財産関係などを総合的に判断して、「信頼関係の破綻」が認められるかが基準となります。

また、代替土地の提供や立退料の支払いといった「補完措置」の有無も、正当事由の成立に影響を与える重要な要素です。

実際に拒否されるパターン

実務上で更新拒否が認められるケースは限られており、多くの場合は地主側にかなり強い事情が必要です。たとえば、自らが居住または事業利用する目的で土地を使う必要がある場合や、長期にわたる地代の不払いが継続している場合などです。

ただし、借地人に重大な契約違反があったり、過去に改善の機会を与えたにも関わらず違反が繰り返されているようなケースでは、裁判所が更新拒否を認める可能性もあります。

ポイントまとめ: 更新拒否には「正当事由」が必要であり、地主の一方的な都合では認められない。補完措置の有無も重要です。

借地権者としてできる対応策

交渉の進め方

更新拒否を受けたとしても、すぐに退去を求められるわけではありません。まずは、地主と冷静に交渉を行い、更新に向けた妥協点を探ることが重要です。たとえば、地代の増額や建物の改修、使用方法の改善を条件に、更新の可能性を模索することができます。

交渉の際には、契約書の内容を確認し、これまでの地代支払い履歴ややり取りの記録など、交渉材料となる情報を整理しておきましょう。相手の主張が法的に妥当かどうかを冷静に判断する姿勢が求められます。

調停・裁判の可能性も考慮する

交渉が難航した場合は、家庭裁判所での調停や地方裁判所での訴訟に発展する可能性もあります。調停では第三者が間に入り、合意形成を促す手続きが取られます。これにより、感情的な衝突を避けつつ、法的な整理を行うことができます。

また、裁判においては、地主側が「正当事由」の存在を証明する責任を負います。借地権者としては、自らの利用状況や地代支払い実績、改善の意志を示すことで、契約継続の正当性を主張することができます。

ポイントまとめ: 更新拒否を受けた場合は交渉を基本とし、必要に応じて調停や訴訟も検討。情報整理と冷静な対応が重要です。

まとめ

借地契約の更新拒否は、借地権者にとって不安や混乱をもたらすものですが、法律は借地人を強く保護しており、地主側にも厳格な要件が課されています。まずは「正当事由」の有無を確認し、冷静に交渉を進めることが第一歩です。

どうしても合意が難しい場合は、調停や裁判といった法的手段を活用し、納得のいく解決を目指しましょう。専門家への相談も、状況を整理するうえで大きな助けとなります。

こちらの記事もおすすめ